ネット印刷のデータ入稿で知っておくべき入稿方法とソフトの種類
ネット印刷のデータ入稿で知っておくべき入稿方法とソフトの種類
データの入稿方法はデータサイズで決める!
ネット印刷のサイトでは、複数の入稿方法からの選択が可能ですが、ここではその中でも代表的な「WEB」「メディア」「FTP」「メール」「ファイル転送サービス」を使った5つの入稿方法を紹介します。それぞれの特徴を理解して、実際に利用する際の入稿方法の参考にしましょう。
特に、データの入稿方法は入稿データのサイズと大きく関係するので、あらかじめ入稿するデータのサイズを確認しておくことをおすすめします。
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1.WEB入稿
それぞれのネット印刷サイトのホームページからデータを入稿する方法です。数百MBから1GB程度のデータを扱うことができるほか、入稿の手順が簡単なので比較的、多くのユーザーが利用している方法だといえます。
ただし、ファイルが複数ある場合は、データを1つのフォルダにまとめて圧縮する必要があることから、そのサイトで指定している圧縮方法を確認しておきましょう。
2.FTP入稿
FTPと呼ばれるデータの転送方法を使って、ネット印刷サイトが用意しているFTPサーバにデータをアップロードして入稿する方法で、数百MBから1GB程度のデータを扱うことができます。入稿の際は、FTPを利用するためのホスト名やID、パスワードを入手しておかなければなりません。
FTPによるデータ転送では、新たにFTPソフトのインストールが必要な場合があるので、事前に信頼性の高いソフトウェアを選んでおくことをおすすめします。
3.メディア入稿
CD(CD-R/CD-RW)やDVDなどの、データ記録メディアを使って入稿する方法です。1GB以上の大きなサイズのデータを入稿する場合や、ネット環境が整っていないためWEB入稿ができない場合に向いています。
メディアを入稿する場合は、ネット印刷のサイトごとに送付状の記入などの必要事項が異なるので、しっかり確認の上送りましょう。
4.メール添付による入稿
ネット印刷サイトに送るメールにデータを添付して入稿する方法です。メールの送付では、数MBから10MB程度のデータサイズに限定されることから、小さなサイズのデータに向いています。
この入稿方法は、取り扱っているネット印刷サイトが少ないほか、サイトによっては入稿専用のメールアドレスがあるので、問い合わせ用のアドレスと間違えて送ってしまわないよう、しっかり事前に確認しておくことが必要です。
5.ファイル転送サービスの利用
最近ふえている外部のファイル転送サービスや、ストレージサービスを利用して入稿する方法です。100MB程度から大きいものでは数GBのデータが転送できることから、大規模のデータサイズ向きの入稿方法だといえます。
基本的にサービスを利用する場合はユーザー登録が必要ですが、手数料は無料のコースもあるため、気軽に利用することができるのが特徴です。
入稿が可能なデータを作成するソフトとは?
ネット印刷では、Adobe(アドビシステムズ)社のアプリケーションソフトで作成したデータの入稿が一般的でしたが、最近ではMicrosoft(マイクロソフト)社のアプリケーションソフトパッケージ「Microsoft Office」のデータを受け付けているサイトが増えています。
ここでは、入稿の対象になっている7つのアプリケーションソフトを紹介します。それぞれの用途ごとに使うソフトを選びましょう。
Adobeのアプリケーションソフト
描画ソフトの「Illustrator」、画像編集ソフトの「Photoshop」、DTPソフトの「InDesign」が、一般的なアドビ社製品の入稿対象ソフトです。
入稿データを作成する際は、入稿時の注意点が守られていないと、不完全データとしてみなされて受け付けられない可能性があることから、カラーモードやトリムマーク(トンボ)、塗り足しの設定など、完全データの条件をしっかりと確認しておく必要があります。
Microsoft Officeのアプリケーションソフト
マイクロソフトの製品では、文書作成ソフトの「Word」、表計算ソフトの「Excel」、プレゼンテーションソフトの「PowerPoint」、DTPソフトの「Publisher」が入稿対象です。
これらのアプリケーションソフトは、色の設定がパソコンのディスプレイなどの用いられるRGBモードのため、入稿後に印刷専用のCMYKモードに変換されると色合いが変わるので要注意。また、塗りつぶしのパターンやワードアートの効果がうまく印刷に反映されないことから、それらの機能は使用を控えることをおすすめします。