ポールやスタンドなど、のぼり旗の完成に欠かせない付属品
ポールやスタンドなど、のぼり旗の完成に欠かせない付属品
ポール、スタンド、回転頭…。のぼりの付属品の知識
のぼりのデザインが決定したら、次に必要になってくるのが、生地を括り付けて屋外などに設置できる仕様にするための部品、つまりのぼりの付属品です。のぼりの付属品は、ポール、回転頭、横棒、ネジ式ストッパー、下キャップ、チチ、スタンドなどとても多いので、各特徴や正しい使い方を知っておきましょう。
ポールとは?
何がなくとも欠かせないのが、のぼりの支柱となるポールです。
のぼりのポールは、白・青・緑・ピンク、長さを任意で変えられる3段式伸縮など、種類が豊富にあります。
しかしどれも基本的な構造は同じで、樹脂でコーティングされたスチールパイプを本体とし、回転頭、横棒、ネジ式のストッパー、下キャップなどの部品が組み合わさって、完成形となります。
回転頭とは?
回転頭は、ポールの上部にはめ込む部品の1つで、“凸”の文字を反対にしたような形状をしています。
生地の側辺が括り付けられるポールと、生地の上辺が括り付けられる横棒とを“逆L字型”に連結させるのが、回転頭の役割です。連結のために回転頭の中心部には、横棒を通す穴が2つあいています。
横棒とは?
横棒は、かんざし、回転頭横棒、回転横棒などとも呼ばれている部品です。
本体のポールより細い棒で、先端がクリップ構造になっているため、生地に縫い付けたチチをはめ込んで固定することができます。セット購入では多くの場合、ポールのなかに収納されています(回転頭を外すと取り出すことができます)。
ネジ式ストッパーとは?
ネジ式ストッパーは、ポールを伸縮させた後、任意の長さに固定するための部品です。
下キャップとは?
下キャップとは、ポールの下にはめるキャップのことです。
チチとは?
チチとは、ポールにのぼりの生地を括り付けするためのループ紐のこと。
カラーは白が一般的で、サイズは25mm×60mmくらいです。使い方は、のぼりの生地の裏と表にチチの端を縫いつけてループ状にし、そこにポールを通します。通常サイズののぼりに使用する場合、チチの数は上辺に3つ・側面に5つで計8つほど必要です。
余談ですがチチという変わった名前は、等間隔に規則正しく縫い付けられている様が、犬の乳首を連想させるからなのだとか。
スタンドとは?
スタンドとは、のぼり旗を括り付けたポールを差し込んで、安定させるための台です。
なかに水を入れて重くする注水台、シンプルで安価なA型、移動に便利な折り畳み式など、さまざまな種類があります。重量もいろいろなので、のぼりのサイズに合わせて選びましょう。
パッカー、パイブラとは?
オプションパーツとして、パッカーやパイブラなどもあります。
これらは巻き上がり防止に役立つパーツで、パッカーは本体のパイプに、パイブラはチチにはめて使用します。
各部品は、セットのほかバラでも購入もできる
のぼりの付属品はセット販売のほか、各部品がバラ売りもされています。
バラ売りしているお店は、「他のパーツは無事だけど、回転頭だけ破損した」といった場合に便利です。
黒ポールや黒チチは、“和のぼり”にピッタリ!
ポールやチチのカラーは、白や青が一般的ですが、珍しい黒をラインナップしている販売店もあります。
黒ポールや黒チチは高級感があるので、モダンな建物や和風の建物との相性バツグンです。実際、和菓子店・寿司屋・伝統工芸品店など、和風のお店から需要が多いのだそう。
生地とのコーディネートはやはり黒同士がベストですが、あえて白い生地にして、黒ポールや黒チチをアクセントとして使うのも有り。全パーツ黒で統一するか、部分的にするかは、貴方のセンスにおまかせです。