スムーズにのぼり旗を作成するために欠かせない重要ポイント6
のぼり旗を作成するのが初めてという方でも分かりやすいように、作成において特に重要なポイントを6つまとめてみました。お客様が増える効果的なのぼり旗の置き方も教えます!
スムーズなのぼり旗作成のためのポイント
のぼり旗を作成するにあたり、最低限おさえておきたいポイントをまとめてみました。
【ポイント1】生地の決め方
のぼり旗によく使われている定番の生地が、ポリエステル製のテトロンポンジです。この生地は値段が手ごろなので、予算にあまり余裕がない時や、大ロット印刷を希望する時などに選ぶと良いでしょう。テトロンポンジ以外では、以下のような種類の生地が比較的よく使われています。
トロピカル
ポリエステル製の生地ですが、生地の厚さがテトロンポンジの約2倍あります。厚みがあるぶん耐久性に優れているので、屋外に立てるのぼり旗を作成するのに適しています。
天竺
木綿製の生地です。和風のデザインが映える素材なので、和食店ののぼり旗を作成したい時などは、この生地を媒体にするとよいでしょう。
テトロンポンジ
のぼり旗の定番生地です。薄くて軽量、しわができにくい、値段が手ごろなどの特長があるため、どんな方でも手を出しやすいです。
【ポイント2】印刷方法の選び方
のぼり旗の印刷方法には、大きく分けて2つあります。1つはシルクスクリーン印刷、もう1つはインクジェット印刷です。それぞれの特長を知っておき、適切に選び分けができるようになっておきましょう。
― シルクスクリーン印刷の特長 ―
- 大ロット生産が得意
- 印刷部数が多いほど単価が安くなる
- 裏抜けがよい
- いろいろな素材に印刷できる
- 長く使用しても、色褪せしにくい
―インクジェットの特長―
- 小ロット生産が得意
- 必要な枚数分だけ注文できる
- 写真も美しくプリントできる
【ポイント3】データ入稿のルール
完成図をイメージした原稿を作って、印刷業者に送ることを、データ入稿するといいます。原稿作成や入稿手順などについてのルール内容は業者によりさまざまですが、以下に関してはほぼ共通しています。
- 対応ソフトの種類は、エクセル、イラストレーター、フォトショップのいずれか
- 指定のテンプレートをダウンロードして作る(ネット注文の場合)
- CMYKのカラーモードで作成する
- 文字の位置は、仕上がりサイズ(断裁線)の内側3mmまでに収める
【ポイント4】パーツの注文も忘れずに
のぼり旗は、ポール、スタンド、チチなど、たくさんのパーツで構成されています。すべてのパーツが揃っていなくては、のぼり旗を立てることはできません。布のデザインをどうするかばかりに気をとられて、他のパーツを手配することを忘れないようにしましょう。
- ポール…のぼり旗の布をくくりつける竿。
- スタンド…ポールを挿し込む土台。
- チチ…ポールを通すバイアステープ。
【ポイント5】安く作成する方法
できるだけ安くのぼり旗を作成したいのであれば、フルオーダーするよりも、既成ののぼり旗を注文するのがおすすめです。フルオーダーのように、デザイン制作料が発生しないからです。デザイン制作料は、他社の場合1枚3000円~5000円(印刷業者により異なります)が相場のようですから、これをカットできるのは大きなメリットだと思います。
【ポイント6】効果的な置き方
のぼり旗を作成した後に「どう使うか」も重要です。設置の仕方が悪いと、せっかくの集客力も半減してしまいます。のぼり旗のもつ力を最大限に活かすため、効果的な置き方を知っておきましょう。
お店の前に広い駐車場があるケース
駐車場の左右に縦一列に設置しましょう。お客様を出迎えるイメージです。
駐車場が狭い、お店の後方にあるケース
お店の出入り口付近に1本、駐車場に2本、設置しましょう。ターゲットは、歩行者とドライバーです。
のぼり旗の数が多いケース
のぼり旗がたくさんある場合、1.8mの間隔をあけて設置しましょう。道行くお客様がのぼり旗を見て内容を理解するには、この距離がベストと言われています。
以下のように、色を意識して規則的に並べるのもコツです。
- 色の違うのぼり旗を交互に置く
- 青と水色など、同系色でそろえる
- 一本だけ別色の旗にして目立たせる