AISASの法則とチラシの関係
まずはじめに多くの方が耳にしたことがあるであろうAIDMAの法則は1920年にアメリカの販売・広告の実務書の著者が作中で示した購買行動モデルです。
AIDMA
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
AIDMAの法則はテレビなどのマス媒体から情報を受け取った場合に適した購買行動モデルですが、
テクノロジーの進歩による購買行動の変化に伴い、AIDMA以外にも多くの購買行動モデルが提唱されています。
今回はチラシ広告を実施するうえで抑えておきたい『”買いたい”のAISAS』についてお伝えいたします。
AISASの法則とは
AISASは2004年に株式会社電通により提唱されたwebを使った購買行動モデルで、その後2015年にはSNSの普及に伴い前述のAISASを補完する『”広めたい”のA+ISAS』が提唱されました。
『”買いたい”のAISAS』、『”広めたい”のA+ISAS』を合わせてdual AISASと呼ばれています。
“買いたい”のAISAS
- Attention(認知・注意)
- Interest(興味・関心)
- Search(検索)
- Action(行動・購入)
- Share(共有)
Attention(認知・注意)
折込チラシ、ポスティングチラシ、テレビCM、屋外広告などの各種プッシュ型広告
ネット検索(ブログやコラム記事の自然検索、指名検索以外のリスティング広告など)
パブリシティ
店舗看板など
なにかしらの経路で消費者が情報を得ます。
Interest(興味・関心)
ニーズのある消費者に情報が届けば、消費者は興味や関心を持ちます。
Search(検索)
興味や関心を持った消費者がインターネットで検索をします。
検索をした際に情報が出てこない場合、機会損失が発生する可能性があります。ホームページ、Googleマイビジネス、ポータルサイトへの掲載などを行い、消費者が検索した際に正しく情報が表示されるようにしておきましょう。
Action(行動・購入)
検討の結果、最良と判断された場合行動・購入が行われます。
消費者が検討に際し必要な情報をWeb上に掲載、または問い合わせへの誘導を行い、サービス内容や競合商品・競合サービスとの差(優位性)を伝え購入を促しましょう。
Share(共有)
購入したものや受けたサービスをSNSや口コミ投稿で共有します。
注意が必要なのは共有されるのは良い点だけではなく、悪い点も共有されるということです。
満足を得てもらえるサービス提供の努力を行いつつ、誇大広告や過度な表現は避け、商品や提供するサービスを事前に正しく伝えることで期待を裏切らないようにしましょう。
チラシとAISAS
チラシでAttention(認知・注意)
新聞折込チラシやポスティングチラシはプッシュ型の広告に該当し、告知する内容(イベント、キャンペーン、オープン等)をそもそも知らない方々に向けて発信することができます。
これによりAttention(認知・注意)を満たすことが出来ます。
チラシを見た後は
チラシを見ただけでもAction(行動・購入)に至るケースはありますが、
チラシにQRコードを掲載して検索の手間を省かせると同時にホームページへの流入を促し、情報を補完し、購買確度を高めましょう。
ホームページにGoogle Analyticsを導入していれば、チラシからどれくらいホームページにアクセスがあったのかを計測することができ、チラシの実施内容改善に際して参考になるデータを蓄積することができます。
ホームページ以外にも例えば店舗型サービスの場合、チラシで存在を知った後に、「このお店の評価はどうだろう」とGoogleの口コミを確認するケースも増えています。
Googleマイビジネスも正しく設定し、消費者との接点を増やすことで機会損失を減らしていきましょう。
おわりに
今回はチラシサービスサイト目線でAISASについてお伝えさせて頂きました。
イイチラシではデザイン、印刷、配布のご注文から、チラシ実施に伴う店舗集客の総合支援まで幅広くご案内しております。
全国対応しておりますので、離れた複数の拠点での集客のご相談も承ります。
店舗集客でお悩みの際はお気軽にご相談ください。