セブンイレブンのCEOも注目する、 商品を買わせまくる経済学。
積みあげられた買い物袋の山をみて、
「なんでこんなに買っちゃったんだろう」
とため息をついたことのある人はいませんか。
思い当たる人は意外に多いはず。
必要以上に買いすぎてしまう人が
あとを絶たないのはなぜでしょうか。
行動経済学ならそれらを説明できます。
経済学と名前がつくとむずかしそうですが、
ざっくり説明すると……。
人を非合理な判断をする主体ととらえ、
その判断がなぜ起こるのか研究する学問です。
(経済学は人を完璧に合理的な主体とする)
わたしたちは、日々の仕事や学習で
論理力をきたえています。
しかし、わたしたちのとる行動は、
それほど論理的とはいえません。
さきほどから述べているように、
非合理な判断もうかがえます。
それは、心理バイアスがかかるからです。
わたしたちの判断は、多少なりとも
この心理バイアスに影響をうけています。
たとえば、まったく同じクッキーが
A店とB店に売っているとします。
同じ味、同じ大きさ、同じ包装です。
このクッキーを、
・A店では「定価120円→100円」
・B店では「100円」
と表記して販売したとします。
するとA店の方が断然売れるのです。
これは、アンカリングという心理バイアスです。
人ははじめに提示された数字をもとにして、
あとに提示される数字を判断します。
さきほどの例でいえば、同じ100円なのに、
120円から値引きされたほうが良いものに感じます。
少し前に話題になったグルーポンなどにも
この心理バイアスは多用されていました。
エステやスポーツジムといった高級商材の
90%割引は、どう考えてもあやしい。
冷静なときはだれもが気付くはずです。
でも、いざ目の前にそういった表記があると、
購入を考えてしまうものです。
そのほかにも、フレーミング効果や
コンコルドの誤謬、ピークエンドの法則など、
行動経済学には、すぐ使える知恵が満載です。
これからのチラシマーケティングには必須でしょう。
あのセブン・イレブンの創設者である鈴木敏文さんも、
学ぶようにさとしたといわれています。
興味がわいた方は、先駆者である
ダニエルカーネマンらの研究成果を
わかりやすくした書籍がたくさんでているので、
チェックしてみてはいかがでしょうか。
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